国際友情キャンプin 木沢
徳島大学工学部博士課程
Tshering Cigay Dorji ツェリンスィーゲドルジ、ブータン人
(翻訳: 渡 忍)
待ちに待った九月五日が来ました。その日は、晴天で蝉が早朝よりミーン、ミーンと鳴いていました。インドからのサンモイさん家族を車に乗せてTIAに着くと、ほとんどの参加者が集合していました。
中国、インド、米国、ケニヤ、オーストラリア、モンゴル、ブータン人を含めた48人は予定通り、9時にマイクロバス等で出発し、神山経由で、緑の森の曲がりくねった山道を器用な運転捌きで進んで行きました。この時、母国ブータンの山を思い出しました。
正午ごろキャンプ場、木沢の「FAGUSファガスの森、山城」に到着しました。ブナの森に囲まれた、前に広いキャンプ場のある木造の一軒家で、食堂、台所、宿泊室があり、到着したときには、テンプラ、ご飯、味噌汁などの日本食が用意されていました。
少し休憩して、私たちは8班に分かれ、徳島森林管理局の方々のご指導のもと野鳥の巣箱作りをし、森の中に入り小鳥が巣を作れるように木の幹に巣箱を設置しました。
涼しい山風が吹く夕方が近づくにつれ、バーベキュウの準備に取りかかり,赤く燃える炭火の上で肉がジュウジュウ、ビールが豊富に注がれ、ソフト・ドゥリンクもいろいろと、肉も次から次ぎへと充分に、おもしろ、おかしいジョークが飛び交い、アルコールが控え目な人の口をも開け、こうして、新しい友情が生まれ、また、古くからの友情が強固となっていった。
P2 1こんなに楽しい、幸せな時に付け加えて、天から更なるギフトを戴いたようでした。夜が深まり山城の野鳥たちは巣に帰りはじめ、遙かなる山陰から満月が顔を出し始め、輝く夜空に、山々のシルエット、樹木のシルエット画像、やさしい月の穏やかな息をのむような光景は、「人間よ、穏やかであれ、気楽にいけよ。」と、天が我々に声をかけているようでした。
2-2 夜が更けるにつれ、カラオケ機はますます、本当にその役をはたし始めて、次ぎから次へと歌を楽しませた。スタートを切ったのは、中国人の近代的な、静かな歌の流れ、。それに次いでメロディアスな歌へと堰を切ったように歌ったのは森野実行委員長と中国同済(トンジー)大学の張娟ジャン・ジュエンさんでした。
2-3 強力なデュエトの歌声が、皆を歌いたくてむずむずするような気にさせ、モンゴルのベイヤル?さんを振るい立たせ、マイクが彼の手に移り、哀愁を帯びた音色で、同情的なモンゴル・メロディを大声でぶっ飛ばし、木沢のとても静寂な森にこだました。彼の歌は孤独な羊飼いの歌声が果てしない草原をこだましているかのようにも感じられた。
2-4 次にインドからのサンモイ?氏が立ち、インドのノベル賞受賞者ラビンドラナト・タゴレ?作曲の歌をうたい始めると、奥さんも引き連れられてステージに立ち、その二重唱は皆の耳にしみ、とても美しかった。
2-5 英語の歌、なつメロ、エルビス、ビートゥルズ、演歌、中国・日本のポップス、等など次から次へと謳い、うたう者あり、躍る者あり、メリーな雰囲気が長々と続き、ビール杯を重ね合い、キャンパーたちは、空には優しい月の長夜を満喫していた。
2-6 夜中に床についた者あり、まだまだファイヤーを囲みおしゃべりを楽しみ、ヤット4時に寝た者あり、ごろ寝だが、ぐっすり寝れ快眠だった。
2-7 翌朝は快晴の日曜日、私は早朝に数人と山道を少し登り山の朝を満喫した。
2-8 ファガスの森にお別れし、帰路に那賀町の大釜の滝、大轟の滝の自然美に心を奪われた。サプライズがあり、米国のマークは冷たい流れに飛び込み、滝水に打たれ、自然のシャワーを楽しんでいた。
2-10 徳島市への帰りバスにはおにぎりがあり、参加者全員自然に親しみ、また、友情いっぱいの満足顔でTIAに1時帰着しました。ありがとうTIA!
Personal thoughts and reflections of a seeker on his journey; observing, absorbing knowledge and exploring the world.
Tuesday, December 01, 2009
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